コラム

クラフトビールはブームで終わるのか?

こんにちはクラフトビールクリエイターズです!最近は凄い勢いで醸造所が増えており、各ブルワリーがしのぎを削って競争が生まれている状態です。まだまだ業界としての市場規模はそれほどでもない中、供給過多にならないよう注意が必要です。


クラフトビールの作り手は増えてきていますが、飲む側はそれほど増えているとは思えずブームと言うまではいっていない気がします。盛り上がり過ぎるとすぐにマスコミなどに使い捨てされて熱が冷めてしまいブームで終わってしまう危険性がありますが、徐々にユーザーが増えてくる方が業界にとっては好ましいです。以前の地ビールブームの時の問題点としては品質があまり良くない上に高いと言うことですぐに終わってしまいましたが、現在はドライイーストやホップの進化により品質の問題はかなりレベルアップしています。

アメリカのクラフトビール文化に火をつけたHAZY IPAですが、日本でもあの強烈なフレーバーのインパクトに驚きクラフトビールにハマる人たちが続出しています。ただHAZYも飲み続けていると飽きが来るため最近ではサワーなど他の波を作り出そうとする動きがあります、個人的には美味しいビアスタイルはいくらでもあるので一つ一つを丁寧に提供することが重要だと考えています。

とにかくクラフトビールは楽しいです、1人でも気軽に飲みに行けて気分に合わせて色々な種類を楽しむのも良いですし、周りの人たちとビールを通じた交流がある点は僕がこの業界に飛び込んだ1番の魅力です。徐々にシェアが広がれば新しい飲み物の文化として定着すると思います、そのためには一時的なブームに乗るのでは無く色々なスタイルや楽しみ方を提供してお客さんが楽しめる、満足してもらえる提供の仕方が重要になります。クラフトビールは多様性を重んじる文化や飲み会ではなく色々なビールを楽しむ点で今の時代にかなりマッチしている飲み物であると言えます、これから飲む人が増えて市場が徐々に拡大していけばブームでは無く文化として定着していくと思われます。

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