クラフトビール用語集

クラフトビールに関する用語集です。醸造過程で使われるものから、クラフトビールをより理解するのに必要な用語が網羅されていますので知ることでクラフトビールの楽しみ方が広がります。是非参考にしてください

A.A.U (Alpha Acid Unit)

アルファ酸値、潜在的なホップの苦味を現る値でアルファ酸含有量に比例して苦くなる

ホップの香気成分であるルブリンを凝縮しペレット化したもの。約2倍の香気成分を含む。

ESB(Extra Special Bitter)

イギリス発祥のイングリッシュエールでスペシャルビターをさらに濃くしたスタイル

IBU(国際苦味単位)

International Bitterness Unitsのことでビールの苦味を表す国際単位。値が大きいほど苦味も強い

DMS

ジメチルサルファイドで煮込み不足や汚染が原因で発生するオフフレイバー

EBC

European Brewery Conventionのことでヨーロッパで用いられるビールの色度数の単位。値が大きいほど色が濃い。アメリカではSRMが用いられます

SRM

Standard Reference Methodのことで、EBC✖️1.97で計算できる

アイシングラス

熟成の間に使われる清澄剤でタンクのそこに酵母が沈殿するのをはやめる 

アストリージェント

麦芽のタンニンが原因で発生する渋みのオフフレイバー

アセトアルデヒド

発酵の副産物で、青リンゴのような香りがする

アルコール

麦芽からもたらされる糖を酵母が食べることにより生成、体積の割合で表される

アルコール度数

ビールの体積に対するアルコールの量の割合、初期比重の値から最終比重の値を引いて0.0075で割って求める

アルファ酸

ホップに含まれている苦味を与える酸、2〜4%は酸味が低く5〜7%で中くらい8%〜12%で高いと言われています

αアミラーゼ

デンプン粉質を発酵糖分に分解する液化酵素と呼ばれるもので、水溶性のデンプン質をデキストリンにかえます。

アロマ

鼻で感じる香りのことでモルトやグレインの特質を有したビールの芳香、副原料に由来するものがある

アテニュエーション

発酵度。ウィートに溶解されている成分のうち、どれくらい発酵によって二酸化炭素とアルコールに分解されたかを計るもの。

イースト(酵母)

酵母のこと、発酵糖分をアルコールと炭酸ガスに変化させてくれる.

ウォード

ビールの基となる麦汁のこと

ウォードチラー

熱いウィードを迅速に冷やす器具

エアレーション

酵母投入の前後で、麦汁を撹拌して空気を溶かし込むこと

エアーロック

ファーメンテイション・ロックのこと

エール

ビールのスタイルの一つで上面発酵で用いられる酵母により16℃〜21℃位で発酵させられたビール、フルーティな味わいが特徴です。

エステル

ビールのフルーティな風味で、アップル、グレープフルーツ、ストロベリー、ラズベリー、バナナなどの風味がありイーストの呼吸過程で生み出されます。

オフフレーバー

ビールのフレイバーのうち好ましくないものをいい、細菌による汚染、保管方法や醸造方法の失敗により発生する

下面発酵

発酵後、酵母がタンクの底に沈むことから言われる。使われるラガー酵母は低めの温度で高い発酵度をもたらす。

カバー

ビールの醸造釜のこと

カーボネーション

COをビールに溶け込ませること。ビールの入っているタンクの圧力が高いほど溶けやすく、ビールの温度が高いほど溶けにくい

凝集

イーストが互いに集合して固まり液面あるいは底に溜まること。通常は活動を終えた酵母が底に沈殿することを指す

日本地ビール協会、ビアフェスやビアカップなどを主催しています

グレインミル

モルトを引く器具のこと

ケグ

樽のこと

EBCが定めた麦芽の国際取引の基準となる麦芽評価法の一つ

ジアスターゼ

でんぷん質を糖質とデキストリンに分解する酵素、モルトに含まれる

スカンキー(日光臭)

ビールの保管方法の失敗によるオフフレイバー、ビールに光があたると発生する

ステリル

無菌状態のこと

スパージング

糖化工程の最後に濾過槽で温水を振りかけてなるべく多くの糖を回収すること

上面発酵

発酵後に容器の上部に酵母が残ることから言われる。使われるエール酵母は下面発酵よりも高い温度でよく発酵し味わい豊かなフルーティな味わいをもたらす。

セカンダリ・ファーメンテイション

2次発酵のこと、1次発酵60~75%、2次発酵25~40%の発酵がすすむと言われている

ダイアセチル

ビールの発酵時に生成される有機加工履の一種で発酵バターのようなフレイバーがする

デキストリン

発酵しない無味な炭水化物、主にビールのボディとなる

トゥルーブ

ウォードを煮込んだ時に出来たタンパク質、冷えて出来たタンパク質の沈殿物

ドライホッピング

発酵中もしくは発酵を終えたビールにホップを長時間浸して煮沸で得るよりも強いアロマをつけることが出来る

ドリンカビリティ

もう一杯飲みたい欲求の強さを表し、飲みやすさとしても使われる用語です

チルヘイズ

ビール中のたんぱく成分によって発生する濁り

苦味がクリーンで刺激の少ないアロマはフローラルなホップ。現在ではザーツ、ハラタウ・ミッテルフリュウ、シュパルト・シュパルター、テトナング・テトナンガーの4種。

バイオトランスフォーメーション

発酵中にホップの抽出成分と酵母によって生み出される化学反応

パイント

容量の単位でイギリスのUKパイントは568ml、アメリカのUSパイントは473ml

ハイドロメーター

液体の比重を測る比重計のこと

バン(bung)

樽の口を塞ぐ栓

ピッチ

麦汁に酵母を添加すること

プライマリー・ファーメンテイション

一次発酵のことで、発酵が始まってから60%〜75%くらいのことを指す

ファーメンテイション・ロック

ビールが発行している過程で発生する炭酸ガスを放出しながら、外気を発行容器に入れない仕組みになっている栓。

ファイニング

ビールの濁りを取り除く工程や使われる材料でゼラチンやアイシングラス、アイリッシュモスなどが使われる。

βアミラーゼ

でんぷん質を発酵当分に分解するジアスターゼ酵素のうちのひとつ

ブーケ

ホップの特質を有したビールの芳香

ブレイク

ウィードに含まれているタンパク質が凝固沈殿すること。煮込んでいるときに起こる物をホットブレイク、冷やしている時に起こるものをコールドブレイクという

ボディ

ビールのコクのこと、口当たりの重い物をフルボディ、軽い物をライトボディという

ロータータン

マッシュからウィードをゆで濾過するための容器

プライミング

自家醸造で瓶詰め直後に糖をいれて2次発酵を促すこと

フィルトレーション

ビールの清澄化とバクテリア除菌のためにフィルターで行う濾過作業

ヘッドリテンション

ビールの泡持ちのこと

ホットブレイク

麦汁中のタンパク質と樹脂を素早く合体させるために煮沸すること

ホッピング

ホップを投入する工程で苦味をつける場合は煮込み工程の前半、アロマをつける場合は後半の工程に投入する

ボディ

ビールが喉を通る感覚で味わいの強弱をあらわす

マッシング(糖化)

麦芽に含まれるデンプンをアミラーゼの働きにより糖に分解する工程

マッシュタン

マッシュを一定温度に保つ容器

レイシング

飲み終わった後につく泡の模様

ロータリング

糖化工程において麦汁をクリアにする工程

°L と表記されるカラー単位でモルト購入時に表記されている場合が多いです。

若ビール

発酵工程を終えたばかりのビールで、その後熟成をしたのちビールが完成する

ビール醸造に関してはこちら