こんにちはクラフトビールクリエイターズです。
先月から続いている醸造研修の記録です、フルーツビールや何種類か仕込みの見学と実践を少しさせてもらいました。基本的な流れは同じでレシピやホップや副原料の投入のタイミング、温度管理など一見簡単そうにみえますが、発酵が上手くいくポイントがあるのでやりながら日々修正が必要な感じですね。
次に仕込みが終わると発酵タンクに投入された酵母の働きで発酵という段階になりますが、比重計を使って発酵が進んでいるかをチェックします。比重が日毎に減っていき目標としていた最終比重になった段階で瓶詰め、樽詰めと移行します。
発酵が失敗すると目標の比重には達する前に途中で発酵が止まってしまいます。原因は酵母菌自体の問題、温度の問題、仕込み時のミスなどがあります。無事発酵が進んだら続いては樽詰め、瓶詰めです、樽生でそのまま提供するところは瓶詰めの作業はいらなくなります。
瓶詰めの作業は瓶へビールを注いだ後に王冠を打栓していくもので小規模のブルワリーでは全部手作業で行います。注いだあとはラベル貼り、出荷する場合は梱包まで作業が続きます。瓶詰めして外販をしていくのも一つの収益を上げる方法ですが、コストや作業の手間を考えると結構厳しいですね。
いずれの過程も雑菌が入らないように、消毒と残存したビールなどの洗浄が重要になります。この後エールであれば10日以上、ラガーであれば3週間程度熟成期間を経て美味しいビールとなります。
5月からは別の研修先での研修が始まります、醸造免許取得に向けて資料も集めだしてますが、分からない事だらけで色々相談しながら進めている現状です。こちらも後にブルワリーを目指す方に参考になるようお伝えする予定です。